ここ数日、宮本輝の錦繍を読んでいる。私が二十歳の頃に読んでいた本。
この小説はとある男女の手紙のやり取りで構成されています。
書簡体小説です。
昭和53年の作品だそうで物語に出てくる人物像、時代背景など昭和を思わせるものばかりで・・・
違和感を感じる表現もあるしなかなかありえない設定なんだけど
そのありえなさ具合に夢見ているのかもしれない。
懐かしい人に手紙を書きたくなるのです。
手紙を受け取って、喜んだり動揺したり自分なりに答えを導き出そうとする
主人公たちと同じように
私も心揺さぶられております。
今まで何回か読んできたけれど、何度も震える。
アァ!生きるってなんと切ないのだろう
そろそろ新しい物語を読んだらいいのになぁ自分。
まともなレビューにもなりませんでしたが
今読んでる本の話でした。