2015年 05月 11日
ハツユキカズラ ー人生は森のなかのようー
昨日買ってきた植物をさっそく描いてみました。
斑が思うように描けなかったけど、ハツユキカズラです。
葉を描いているととても癒されます。元々花より観葉植物が好きだとは思ってましたが、絵に描くとよりいっそうその思いは深まる。あぁもっと描きたい。
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今朝の新聞で、詩人の長田弘さんの訃報記事を読みました。私は知らない人だったのだけど、コラムを読んでいたらとても素敵な言葉に出会いました。
そのとき、ふりかえって、人生は森のなかのようだったと言えたら、うれしい
これは長田弘さんの詩画集の「詩ふたつ」の”人生は森のなかの一日”という詩の一節です。この詩を知らなかったので、こちらで全文を読ませていただきました。
「人生は森のなかのようだった」という言葉を読んで、なんて素敵な表現だろうと思いました。これから歩む人生で起こる出来事のどれもが、かけがえのない大切なものに思えてきました。人生に対して悲観しているわけではないけれど、未来が楽しみになりました。私はこれからどんな森のなかを歩いていくのだろう。
よく、人生は山あり谷ありーという言葉を使って表現されますが、山や谷よりも森の方がいいな。森の方が豊かな人生を歩める気がするから。それに森と聞くだけで湿気を帯びた森の空気感が思い出されて、この言葉を見ただけでしっとり心も潤いました。
たった一文でここまで思えるなんて…
言葉の力、計り知れません。